転職という概念

昔からあった「転職の概念」

転職というものは昔からあるものだそうで、例えば戦後などでも既に転職という概念が存在していました。
転職というと今時の若者がよくするものというイメージがありますが意外とそうでもないことがわかりました。

近年、団塊世代の引退シーズンですが団塊世代の働き方は、一様に「終身雇用」でした。
ひとつの会社にしがみついてでも働ききる姿勢が評価され、自分のしたいことばかりをしている人や、そのために職を変える行為は非常識という時代が続きました。

しかし最近はそんなことはなく自分の幸せを追求するために職を変えることに理解が得られるようになりました。
ただ単に「嫌だから」「辛いから」という理由で転職することはもちろん忍耐力のない人として扱われますが、夢や目標のために職を変えることはむしろ素敵なこととして認識されることもしばしばです。

その反面、ちゃんとひとつの企業に属して働く人も素晴らしいことと評価されますし昔に比べて、自分の本当に生きたいスタイルを追求できる時代になったと言えます。
安定を求める人はひとつの企業でしっかり働けばいいし、夢を追い求める人はその夢に向かって一番効率の良いと思われる手段を選べばいいという思想は、一昔前にはないものでした。

終身雇用と年功序列の終わり

一昔前の働き方のキーワードは、なんといっても「終身雇用」と「年功序列」です。
一生働ける代わりに上司にはペコペコして機嫌をとり、少々の不満や不安には目をつぶり、ただただ上に気に入られるために働き続ける…。
聞いただけで古臭いものですが、この終身雇用が可能だった時代にも終わりが来ます。
日本ではバブルが崩壊し、1990年代から未曾有の不況に陥ってしまったことで企業も人一人を一生雇い続けることができなくなってしまいました。
終身雇用どころか、リストラが始まる時代に突入したのです。

そこから終身雇用が崩壊し、同時に年功序列も徐々に影を潜め会社にぶら下がる働き方ではなく、自分の幸せをきちんと追求した上で会社も自分もより良くしていくという合理的な考え方が受け入れられるようになりました。

以上のことから転職は今では珍しいことではなくなりましたが先に述べた通り、戦後や、古くは明治時代から転職というものはありました。
明治時代では、職人の引き抜きやなどが活発に行われており戦後でも収入増を目的に転職が多く行われていました。

いずれにしても、待遇が良いところに環境を変えていくことはいつの時代でも行われておりそれほど珍しいことでもなかったようです。むしろ、高度経済成長期が少し異常で企業が基本的に上り調子で景気が良いので、会社にずっといたほうが得だったため終身雇用という発想が生まれましたが、歴史全体で見ると待遇の良い所へ自分のフィールドを移動するのが一般的な時代の方が多いのです。

ですから、終身雇用制度が崩壊し、自由な職選びが認知されるようになったのは別段新しいことではなく、どちらかといえば原点回帰的なものであるといえます。

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