ブラック企業問題

深刻なブラック企業問題

日本の転職事情に重くのしかかる「ブラック企業問題」というのをご存知でしょうか?残業しても残業手当てをきちんと支払ってくれなかったり、社員を怒鳴ったり過酷な労働を強制するパワハラなどホワイトカラーの企業が福利厚生に手厚い配慮をしている流れに全力で逆走するような態度を取っている体質の企業のことです。

また労働基準法に抵触する労働環境を強制する企業のことをおおまかに指す場合もあります。
転職希望者で正規労働できずに派遣労働者が増えている一方、やっと正社員になれたと思っても、そこが実はブラック企業で過酷な労働条件に苦しむというケースも無視できないほど多いのです。

比較的、企業に縛られることのない非正規雇用と通称「社畜」といわれるほどその会社の奴隷と化してしまうようなブラック企業。
すべての再就職希望者が正社員雇用を目指しているといっても過言ではありませんが、この実態を知ると果たしてどちらが幸せなのか疑問に思えてくるという声もあがり始めています。

やっと念願だった正社員としての就職できたとしても、ブラック企業だったことに悩まされた労働者は自殺も考えることもあるといいます。
彼らは日本社会の犠牲者になりつつあり、深刻な日本の問題の象徴でもあるのです。

安定した福利厚生を謳った一昔前のホワイト企業の正社員の扱い方とはやり方も企業理念もすべて違う労働者の人権意識の低い経営者や会社が増えているということに他なりません。
ポジティブの労働者全体アンケート調査では、ブラック企業の社員として働く3人のうち2人が昇給がない。

ブラック企業側の言い訳

ブラック企業の言い分としては、私利私欲のために社員を奴隷化して会社に縛りつけたり、逆に簡単に解雇したり、人間倫理に反する行動を取るのは中国など安い労働力を提供する新興国の台頭と資金力の少なさからそうせざるをえないということなのでしょう。
この期に及んで自己正当化するのは人格的障害、つまりなんらかの精神疾患が雇用者側にあるのかもしれませんね。

転職希望者がまともな職場で働けなくなることによる社会的損失、少子化、またはそれからくる社会全体の経済的損失は計り知れないと思います。

転職者の労働環境を調査する後坂健一さんは「非正規雇用者は社会的孤立の状態になることへの恐怖からブラック企業の非人道的な命令を受け入れて働き続けているのだ」といいます。
いやぁ、ブラック企業と日本社会の闇は深いものです。