転職をくりかえさないために、無駄な妄想をしないこと。

主人の転職

先日、主人が転職をした。
教師になりたいと言い出したのだ。
転職をする人は、すぐにまた転職したくなるのではないかと思っていたので、最初は不安があったが、主人の場合は明確な理由と目的があった。
かなり多忙な仕事だったので、もっと家族との時間を持ちたい。
そして、もともと教師になりたかったが、大学では免許をとることができず、一般企業に就職したが、やはり人生は一回だけだし、夢だった教師がやりたくなった、と。

自己実現や夢を求めすぎない

今の仕事が嫌で逃げたいなら、それでも構わないとは思う。
自分の身を守るのは自分でしかなく、この会社ではもう精神的肉体的にやっていけないと判断したなら、それも正しいのではないかと思う。
ただ、気をつけたいのは、もっと自己実現したいとか、自分らしさを発揮したいとかつまらなくてやりがいがないとか、そういう理由の場合だと思う。
仕事は、目の前にあることを、ひたすら集中してやっていればいいのに、自分らしさとか自己実現などという幻のようなものを求めていると、キリがないと思う。
自分らしく生きること、自分にしかできない生き方をしたい、と思いがちだが、本当にオリジナリティ溢れ才能溢れる仕事をできる人は、ほんの一握りだ。
与えられた仕事があるなら、余計なことを考えずに没頭していれば、いつのまにか成果もやりがいもでてくるのではないか。
嫌なことや、飽きてしまった業務や、やりたくないことがあっても、自分の心の動きばかりにとらわれるのではなく、ただ事実として、冷静に客観的に受け止めていれば、たんたんと仕事がこなせるのではないか。

私も転職したくなる瞬間はある

そんな私も、専業主婦という仕事をしていて、時々、一般企業に転職してみたくなる。
そこには明確な『金銭的目的』があるのだが、ただ、まだ子どもが小さく預け先もないので、すぐには現実的には不可能だ。
しかし金銭的な理由だけでなく、時々、自分らしさを発揮する場が欲しいと思うときもある。
しかし、結婚前に働いていたときも、自己実現を期待していたら、見事に裏切られた。
そんな生易しいものではなかった。
専業主婦という仕事も、目の前に与えられた仕事を、一生懸命やっていれば、充実感が得られるはずなのに、仕事に飽きて、自分の現実を否定したくなり、もっと素晴らしい場所をと妄想し、自己実現したいなどと欲求不満が生じる。
同じことを繰り返していると、すぐ飽きてしまうものだが、ここではないもっと違う新鮮な場所を、といった妄想が、飽きる心を生み出しているのではないか。
今いる場所自己実現とか、充実感とかを得られないのであれば、次にそれを求めても、きっと満足はできないのではないか。
新しい環境の刺激が、最初は新鮮でも、必ず飽きてしまうものだから。
仕事に自己実現を求めるのではなく、ただ毎日繰り返し、やるべきことがあることへの感謝を忘れず、日々地道にコツコツと生きて行くことが、無駄な転職を繰り返す転職難民にならないためにも大切なのではないか、と思う。